月: 2022年8月

洋服

声をかけられ、最初、相手が誰か分からなかった…という経験は、おありでしょうか?

先日の私がまさに、それでした。ただ言い訳させていただくと、その時がお会いして2回目。顔もしっかり見合せたわけではないので、今思うと洋服のイメージで記憶したのだと思います。最初にお会いした時は、スラックスにブラウスという、ちょっと、きちんと目のスタイル。2度目は、Tシャツにサスペンダー付きロングスカートという、ラフスタイル。…女の人は、洋服が変わると、誰だか分からないねぇ。などと、おじさんのような感想を述べながら、ふと、思い出したことがあります。

園児の生徒さんとバレエスタジオ以外で出会った時、時々、この人誰?という反応をされることがあります。保護者の方に、バレエの先生よ!と、言って頂いても、不思議そうにされる。私服姿に違和感があるようです。

もちろん、人を見た目で判断してはいけませんが、相手からは、見た目で認識されているかも…ということは、可能性の1つとして、知っておいた方が良いようです。

ツミ

生徒に、先生が夢中になっていることはなんですか?と聞かれ、ツミと出会うこと!と答え、不思議そうな顔をされました。

それは、そうですよね。ツミとは、罪と罰のツミではなく鳥のツミです。カラスより小さいタカのことです。

今回もバレエ教室を離れて、住居マンションでのお話です。

マンションの中庭に、ツミのつがいがやってきました。最初に気付いたのは、鳴き声です。変わった鳴き声の鳥がいるなぁ。と思っていたら、出会いは割り合い、すぐに訪れました。自転車置場に向かう途中、中庭を突っ切るのですが、あの声が…ふと見上げると、枝に止まっているツミがいました。その時は、ツミとは知らなかったので、ヒヨドリ?でも、羽の柄も鳴き声も違う…視線に気付いたのか、ツミが、バサリと翼を一振して、飛んでいったのです。その姿を見て、タカ?と、思いました。ですが、すぐに打ち消しました。越谷に…しかもこんなに小さいタカがいるわけがない!と、思ったからです。

後に、鳥に詳しい方から、ツミというタカの一種だと教えて頂きました。しかも、つがいで、いると…

調べてみると、ツミは都心でも目撃されているようです。ツミは小さいですが獰猛で、自分より大きいカラスも追い払うし、スズメやツバメなどは、捕食の対象だそうです。実際、何度か、お食事シーンを見かけたのですが…ワイルドな食べっぷりでした。何を食べていたかは、流れからお察し下さい。自主規制。

ツミとは、いつでも会えるわけではなく、ただ、お気に入りの枝があって、会える時にはそこにいるので、中庭を通るたびに、枝を見上げるのが習慣になってしまいました。

そして7月の終わり頃、それまで、単体でしか見たことのなかったツミが、つがいで姿を見せるようになりました。最初、巣作りが始まるのかと思い、ワクワクしていましたが、調べてみると、子育ては5月周辺。そして、7月の終わり頃、南国へ渡って行ってしまうことを知りました。ワクワクから急転直下!もうすぐ、いなくなってしまう…その数週間後、ツミは渡って行きました。つがいでいたのは、渡ろうか。そろそろだね~と、話しあっていたのかもしれません。

来年また、会いたいものです。