とんぼ

帰宅したら、とんぼが出迎えてくれました。

小説でも、夢の話でもありません。詳しく、ご説明いたします。これは、バレエ教室ではなく、越谷の自宅での出来事です。

帰宅し、居間でくつろいでいると、カサカサという音が…何処から?と、首を巡らすと、天井の照明のところに、とんぼが…いつ、何処から?と不思議に思いながらも、荷台に乗って捕まえ、外に放ちました。

翌朝、窓のカーテンを開け、ふと、ベランダの床に目をやると、昨夜のとんぼが…死んだのかと思い、あわててベランダに出て、とんぼをつついてみました。鈍い動きでしたが、足が動いた!寒さにやられたのかと思い、フェンスの網に止まらせてみました。意外としっかり、足をからめる…そのまま、他の用事を済ませ、覗いてみると、逆手に持ち替え仰向け状態に…次に覗くと、回り込んで外側にまっすぐにつかまりなおしていて、次には、いなくなっていました。そこで私は、このような仮説を立てました。

放たれたけど、夜だったため、夜目がきかず、墜落。そのまま夜を過ごすも、夜露に羽が濡れ、動けなくなる。フェンスで羽を表から裏から全身まで乾かし、無事、飛んで行った…

今のところ、とんぼからの恩返しは、ありません。